経絡 経穴 ツボとは一体何なのか?
すべては、ニュートラルな心で、自然観察から始めよう
最新の脳科学からのアプローチ

皮膚感覚点。個人的には経絡 経穴のツボのことをそう呼んでいます。
なぜかというと、経絡 経穴のツボと呼べば経絡 経穴の昔の古い概念の範疇に収まってしまうからです。
それと経絡図におさまっていないポイントを、ツボではないという、暴力的な、排除をしてしまうからです。新しいツボを受け入れない為に、もしくは検証して有効性を調べてよいものであれば、経絡経穴図の中に取り入れればよかったのです。だから、足の裏の反射区に、足の裏の経穴
ツボを乗っ取られてしまうのです。足の裏の皮膚感覚点も、れっきとしたツボなのです。
足の裏サイドも、鍼灸マッサージの免許関係から、つぼにしたくはないだろうから、点ではなくて、面にしてしまったのです。また面にすれば、内臓をそのまんま描ける利点がありますから。
最近この傾向は強まってますね。手の平しかり、顔面しかり、ふくらはぎしかり、要はツボの表示が少ないところが狙われますね。
また、経絡 経穴図に収まっていない皮膚感覚点(ツボ)を排除するもう一つの大きな理由は、陰陽五行十四経絡理論から、はみ出してしまうからです。
まさにはじめに理論ありきです。
理論が邪魔するために、新しいツボを受け入れないのです。
東洋思想もしくは日本的な思想の神髄とは、直感と経験に基図いてそこから理論を導き出すのが、本当の自然天然の考え方だと思います。
また自然科学の基本も観察することから、全てが始まります。
私のSMP人体図の構築の根拠は、理論が先にあったのではありません。ひたすら何か感じる。ただそれだけの連続です。最後にある種の法則が見えてきました。
自分自身の長年の自然観察の結果導き出した法則です。
話は前に戻りますが、昔の古い概念と申したのは、経絡 経穴の理論はおよそ2000年前の中国で生まれその後、何の進化も、発展もないのです。
歌舞伎でさえも、進化しているのに、経絡 経穴 ツボの理論の進展は皆無です。
伝統は大事というけれども、変化や進化がなされないで価値の上がっていくものは何だと思いますか?
答え。宗教と考古学と骨董品なのです。(宗教を否定するのではありません)
ちょっと前置きが長くなりましたが、とにかく「皮膚感覚点」経穴
ツボの存在は確かにある。私は味覚と同じぐらいの感覚で実感できます。科学的実証はなくとも、あるものはある。「実証できないものを、無いと否定するのも、非科学的」なのです。
電波も放射能も昔は解らなかった。
それではいかにして、「皮膚感覚点」経穴 ツボの存在と種類を科学的に証明できるか?
私の研究の当座の目標としているのは、科学的な実証法とそのアプローチなのです。
その答えはズバリ脳科学にあるのです。解明ではなくて、アプローチ法です。もちろん最終目的は、経穴 ツボの科学的な実証と解明である。
そこで、最新の脳科学の本を紹介します。
「脳のなかの幽霊」
米国の脳科学者「V.S.ラマチャンドラン」教授の著作です。
養老孟司さんも解説、お勧めの本です。
武田鉄矢さんもラジオ番組で解説しています。
経絡 経穴 ツボは、キーボードの役割
経絡 経穴 ツボの情報は皮膚にあるのでなくて、脳内にある。皮膚は窓口である。なぜなら皮膚が事故で削除されても、脳内には情報が残っている。
極端な例えかもしれないが、皮膚感覚点(経絡 経穴 ツボ)は、コンピューターのアイコン、マウス、キーボードのような役割をしていると思う。脳内情報の特定領域へアクセスする為の装置なのだ。
私の仮説として、「脳は、脳自体で制御できない、もしくは、コントロールできないのではないだろうか?」
もしも仮に皮膚がなくなれば、精神活動や運動機能もできなくなるのではないか。
「皮膚感覚点」経穴 ツボは近い将来、脳内の地図として、分類区別が可能になるかもしれない。
人体グラフィック「SMP」には、すべての「皮膚感覚点」経穴 ツボが載っている。
「皮膚感覚点」経穴 ツボは窓口である。その情報は、脳内にある。その脳内において、例えば顔のツボが足の指のツボに繫がったり、運動能力や自律神経(内臓)と繋がったりしているのではないか。それが判れば「皮膚感覚点」ツボの脳内地図の作成が可能である!
そうなれば、今までと違った新しい「皮膚感覚点」経穴 ツボの仕組み(システム)が出来上がるだろう。
それには、正確なすべての「皮膚感覚点」経穴 ツボの位置を、現す必要があるのだ。
この人体グラフィック「SMP」には、すべての「皮膚感覚点」経穴 ツボが載っているのです。
そろそろ東洋医学も科学の光をあてなければいけない!潮時だろう。

普通の鍼灸マッサージ師の経絡 経穴 ツボの考え方
一般的な鍼灸マッサージ師の経絡 経穴 ツボに対する考え方は、都合がいいときは、現代科学性をもちだして、都合が悪ければ東洋医学の観念論に逃げる。おおかたはそのパターンが多いでしょう。日本人に多い曖昧さで得しようという、はっきりさせない得ですね。明確に判断しない得。(そういう私もよく使いますが!)
これは、やはり宗教に近いと言われても仕方がないのかもしれません。
でも、間違っていけないのは、「皮膚感覚点」経絡 経穴 ツボは存在するということです。そしてある一定の効果はでるのです。「目に見えないからと言って、否定するのもまた、科学的ではない」のです。電波も放射線も昔は解らなかった。人間の意識活動を測定できるのは、現代脳科学なのです。
WHO(世界保健機関)の経絡 経穴 ツボに関する見解は?
WHO(世界保健機関)の経絡 経穴 ツボに関する見解は、経絡 経穴 ツボの効果のメカニズムは不明だが、さまざまな症状に対して効果が認められるとしてガイドラインを公式に出しています。
- 神経系疾患
- 運動器系疾患
この2つに関しての経絡経穴ツボ療法は、西洋医学よりは明らかに優れているでしょう。
経絡 経穴理論の「陰陽五行十四経脈」は弊害だけだ。
私が思うに、「経穴 ツボの存在」だけのほうが、鍼灸マッサージは、発展していたと感じる。下手に陰陽五行思想14経脈理論をこじつけたための、弊害のほうが大きいのではないか!
特に縦方向の電車の線路をつけたために、新しいツボを追加しづらくなった。もしくは、14経脈に合わないのを排除してしまったか?である。
離れている経穴 ツボ2地点の関連性については、例えば顔と足が繋がっているとか言うのはいいのだけれども、それでいて、肝臓の前後ろ心臓の前後ろが、肝臓や心臓に効くというのも原始的だ。そしたら、脳に効くのは頭のツボ全部になります。
また離れている経穴 ツボ2地点の関連性については、脳科学者「V.S.ラマチャンドラン」教授は、興味深い実験をしています。人の顔のあご周りの皮膚をさすると、切断された手の指を感じるという実験だ。武田鉄矢さんも解説しています。
また一番の欠点は、内臓につなげてしまった点で、肝臓悪いから肝臓の経穴 ツボ。現代医学からみると臨床データをとればすぐ効くかどうか確かめられる。現代医学の臨床からみれば、ナンセンスなのだ。是非とも、内臓と関連させるのだけはやめてほしいものだ!
とにかく結論は、へたに東洋医学の経絡 経穴 理論はないほうが、鍼灸の経穴 ツボはより発展進化したのではないか!と感じる。
現状では経穴 ツボの存在は証明されないが、近い将来解明されるだろう。脳科学によって!
また現実的には、経穴ツボは使うけど東洋医学の経絡理論は解らない使わないという鍼灸マッサージ師が、多いのです。
痛いところ、凝っているところ、そこを経穴ツボとして使うということです。痛みのあるところに、鎮痛剤を注射するのと、まったく同じ考えです。これでは経穴ツボの存在の必要性すらありません。
「脳の中の天使」武田鉄矢さんの解説
武田鉄矢さんのラジオでの解説です。
「脳のなかの幽霊」脳科学者「V.S.ラマチャンドラン」教授の幻視についての面白く、解りやすい解説です。
興味ある方は聞いてください。
新しい皮膚感覚点(ツボ)の本の紹介サイト
- Twitterのメッセージを読み込み中